反転する言葉の意味

 

言葉の意味は反転してしまうことがあります

 

皆さんがご存知なのは

「鳥肌が立つ」 ではないでしょうか

 

鳥肌は本来は寒さや恐怖を感じた際に立つものなので、ネガティブな印象の強い言葉で

寒さや恐怖を感じた時に使われます

 

しかし、最近では鳥肌が立つという言葉は
寒さや恐怖でなくても、すごく感動を受けた際使用することが増えています。

 

これは私も知っていましたが

 

最近 龍樹はなぜあんなに否定して否定していったのか?という話をしていた時に 先生に教えていただいたのが

 

穿ったものの見方をする』

という言葉でした

龍樹の否定して否定していくということは

穿ったものの見方』なんですと

 

???となった私に

穿ったものの見方をする』という言葉は

意味が反転してしまっている事があると説明してくれました

 

多くの人が「うがった見方」という言葉の意味を履き違えているのです


「うがった見方」の「穿った」「穿つ」の意味は


 物事の本質を的確にとらえる見方

 物事を深く掘り下げた見方 

 

が本来の意味ですが

「疑って掛かるような見方をする」という誤った意味で使っていることが多いようです

 

私も間違った意味で使っていました

間違えていると誉めたつもりでも、ネガティブに捉えてしまったり

嫌味を言ったら褒められたと思っているかもしれないし…

 

水滴がポタポタ落ち石を削って深く穴を開けていくように 掘り下げて掘り下げて真実に行き着いていく そんなやり方が龍樹の否定して否定していく姿がもしれない

それが『穿ったものの見方』ということ

という先生のお話で 龍樹の否定していくという私には少しネガティブなイメージが変わりました

 

#言葉の意味の反転#うがったものの見方

#鳥肌が立つ#龍樹#ナーガルジュナ#うがった見方#穿った#穿つ

 

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(昨年からいろいろな紫陽花を育てています)